割れ鍋に綴じ蓋

作品の感想などを気ままに。BLが苦手な方はご遠慮ください。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」4期10話 感想

きちゃったよおおおおお231話ーーーーーーアニメに関わる全ての方々に感謝。

 

アニメ46話のあらすじはこちら。

大泊で杉元たちと行動を共することができなかった谷垣。彼は鶴見中尉からインカㇻマッが自分の子を宿していると知らされ、解放する代わりにアシㇼパを連れ戻すよう命じられていた。だが北海道に戻った谷垣は、インカㇻマッとこれから生まれてくる子の傍にいる道を選択。彼女が入院している病院を突き止め、ついに二人は再会を果たす。しかしそこに見張り役の月島が現れ、鶴見中尉の命令を反故にした谷垣に銃口を突きつけるッ!

TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト STORYより)

 

※ここから先は原作31巻・アニメ4期10話までのネタバレを含みます。未読・未視聴の方はご注意ください。

目次

 

10話感想

今回は二組の関係性のエピソード。どのキャストも最高のお芝居でした。本当に声優陣に恵まれたアニメだ…。

 

月島&鯉登

初めにお二方に対してお礼を申し上げます。こにたん・たけぽん本当にありがとう。期待していた231話がそこにはありました。

 

まず、たけぽん。前半怖すぎ!

誰に対しても淡々とロボットのように返答している最初のところもだけど、逃亡しようとしている谷垣に向けてのセリフ全てが怖すぎた。さらにコタンに着いてからの「邪魔をするなら殺すと言ったでしょう」から一段低いトーンになるのも怖すぎる。感情を押し殺して汚れ仕事をこなしてきた男の声でした。

それに対比するかのように「私にはもう遅い」からの激情溢れるセリフが本当に素晴らしかった。あの一連の二人の掛け合いが最高でした。ここから月島は更に情緒がめちゃくちゃになるけど、その情緒のめちゃくちゃになった人間臭いところをさらけ出している相手が鯉登ばっかりなのがいいんだよなあ。

今後もアニメが続いていく(はず!)として、その掛け合いをたけぽんとこにたんで見られることに感謝。「すみません」「馬鹿すったれ」とか「なんでいつも聞かないんだ」とか…。今回の「私にはもう遅い」「まだ遅くない」から「こういうことだ」「意味がわかりません」まで、シリアスもギャグも息ぴったりにこなしてくれる2人であることを再確認しました。キャスティングしてくれてありがとうアニメスタッフ。

 

そして、こにたん。あんた最高だよ。本当にありがとう。

上官命令の落ち着いて凛とした声が素晴らしすぎる。勿論「まだ遅くないッ」も。この回の鯉登は言葉選びが本当に素晴らしいのだけど、それが芝居じみてないというか、確かに鯉登音之進という人間の中にある言葉なのだなあと感じました。

谷垣とインカㇻマッを逃がす「行け」の苦渋の決断を感じる声とか、自分の顔を半分切ったクソコラ写真を見せる「こういうことだ」の若干コミカルな声とか細かいシーンまで完璧でした。クソコラのシーンは今までかっこよかったのに、(あっ、いつもの鯉登じゃん)となるところが好きなので、入っていてよかったです。

原作からしてそうですが、かっこいいだけではない幼さや可愛さを持つ鯉登が本当に好きなので、こにたんが鯉登を可愛いと思って演じてくれていることに本当に感謝しかないです。足を向けて寝られません。前回の動画劇場もありがとうございました。

46話の中で最初はいたずらっ子だったのに、後半あんなにかっこよくなるの最高じゃないですか?今後も可愛くてかっこよい少尉殿をよろしくお願いします。

今週の細かな好きポイントは藁を頭につけた鯉ちゃん。可愛すぎない?

 

12月にイベントがありますけど、46話の生アフレコやってくれないかしら…。そしてイベント当たってくれないかしら…。配信もあると嬉しいのだけど…。

 

谷垣&インカㇻマッ

こちらも最高でした。Aパートの最後のシーンで涙出ましたよ。大丈夫だと励ます谷垣とギュッと抱き着くインカㇻマッのシーンほんと好き。

ほそやんの「全部上手くいくから…!!」とか「俺は不死身だ」とか原作で好きで楽しみにしてたセリフが原作まんまでした。

能登さんも素晴らしかったです。強かで芯のあるインカㇻマッ、大好きだ~。「来てくれると分かっていました」がやや甘いトーンになってたのが良かった。対恋人のトーンに感じました。

そして、久々の家永も相変わらず素敵でした。久々かつ最期だったけど…。鯉登を食べようとする家永とかもあったら、もう少ししんみりできたかも?

 

今回は1話まるまる出産回で忙しなさを感じませんでした。必須な部分を拾い、かつ間に今までより余裕がありました。42話のようになってなくて良かったです。何度も言ってるけど原作で一番好きな話なので。

実況しながら半分泣いてたけど、上官命令のところはやっぱり泣いちゃいました。この回に思い入れがあるってのは勿論だけど物語に没入できたいい回でした。

 

勿論222話の家永とか二階堂とか有坂閣下とかがカットされてるので、そこも見たかった感はあるけどね。

イケマの根のくだりをやったのは、そこをやらないとスケベ熊ちゃんに繋がらないからよね。原作勢はイケマの根だけで何のことかすぐわかるけど、アニメだとインカㇻマッは久々の登場だったからなー。

 

事前の予想

毎度のことだけど再掲。

元記事はこちら →アニカム4期楽しみ!! - 割れ鍋に綴じ蓋

予想とちょっとズレて222話~223話辺りはカットになったし、札幌編への導入も入らなかったな。思ってたよりも229話~231話をしっかり尺取ってくれて驚き&感謝です。

 

今後の予想

10話までの4期はこんな感じ。

アニメ話数 アニメサブタイトル タイトル元の原作話数 原作該当話数
第37話 あばよロシア 第201話

第201話~第203話、第171話~第172話の関谷編

(ソフィアvs岩息はカット)

第38話 第175話

第172話ラスト〜第176話まで

第39話 硫黄のにおい 第194話

第192話中盤〜第195話まで

(途中の樺太パートは3期で放送済み)

第40話 ボンボン 第197話

第197話〜第200話

(樺太・オガタニゲタは3期で放送済み)

第41話 シネマトグラフ 第204話

第204話〜第206話

第42話 甘い嘘 第210話

第207話〜第211話中盤

第43話 樺太脱出 第213話

第211話後半〜第217話冒頭

(白熊・クリオネはカット)

第44話 ヒグマ男 第221話

第217話中盤〜第221話

第45話 共犯 第227話

第222話中盤〜第227話

(病院、白鳥など一部カット)

第46話 完璧な母 第229話

第227話後半〜第232話

(228話「シマエナガ」はカット)

次回は「蒸気船」。234話のタイトル、つまりvs房太郎の回ですね!

キービジュアルに大きく描かれていたように、房太郎は札幌編の重要人物なのでそれなりに尺をとって232話後半~238話中盤までと予想しておきます。某探偵と一緒にするのはやめてあげてね…。

 

232話でウエジも初登場のはずですね。CVが檜山さんとのことでそちらも楽しみです。若山の親分について言及するシーンのはずですが、どうするんでしょうね?再放送とかでOVAを一応地上波でも流していたので見た人もいるでしょうが、アニメ派に親分はほとんど馴染みがないはず…。

 

4期の鯉ちゃん登場回はもう終わったと思うので、しばらく情緒はめちゃくちゃにならなそうです。とりあえず今週はお休みをもらったので、アニメ派の人の感想を漁りまくる日にします。初見の感想からしか得られない栄養があるんだ!