割れ鍋に綴じ蓋

作品の感想などを気ままに。BLが苦手な方はご遠慮ください。

アニカム4期楽しみ!!

めっちゃ久しぶりにブログ開きました!!前に更新したのが2021年4月で笑いました。

 

更新していない間に「ゴールデンカムイ」が完結し、アニメ4期の製作・放送時期が発表されましたね。そんなわけでいよいよ10月から始まるアニメ4期の予想をしていこうと思います!放送始まったら毎週感想交えつつ答え合わせしようかなw

 

※ここから先は原作31巻・アニメ3期までのネタバレを含みます。未読・未視聴の方はご注意ください。

予想って何のだよって感じですが、主に4期の脚本について考えてみたいと思います。4期でどこまで物語が進むのか、カットされるエピソードはあるのか、新キャラの登場についてなど、4期に向けて気になっていることをゆるっと書いていきます。

ちなみに私は鯉登推しの師団好きなのでそのあたりの言及が多いかもしれません、悪しからず。

 

目次

 

前提情報

原作とこれまでのアニメについての情報をまとめておきます。

  • 原作は全31巻・全314話
  • アニメは3期まで放送され、各クール12話で全36話
  • 一部エピソードは単行本特装版付録のOVAにてアニメ化
  • 2期で網走監獄での決戦まで進み、2020年秋クールに放送された3期では樺太編の途中まで描かれた
  • 3期の樺太編ではアシㇼパ・白石に杉元が追いついて流氷上で再会、その後尾形が病院から逃げるシーンを挟んで「相棒の契約更新だ」のセリフを最後に持ってくる構成となっていた

4期に関する情報

4期の製作決定は2021年12月5日に開催されたイベント「TVアニメ『ゴールデンカムイスペシャルイベント'21 曲馬団シライシ一座【川口公演】」内で発表されました。私も現地で昼夜参加しましたが、発表の瞬間は湧きましたね~!!

そして2022年3月27日のAnime Japanで4期の放送時期と第1弾PVが発表されました。こちらですね↓

4期の予想

4期の内容を予想するにあたって一番大きい情報はやっぱり第1弾PVですね。PVから4期で放送されるであろう具体的なエピソードのヒントとなるカットを列挙すると

  • インカㇻマッを抱えて馬に乗って走る谷垣
  • 銃を構えるヴァシリと尾形
  • 岩息を殴るソフィア
  • 倒木?の間からひょっこり出てくる白石
  • 暗闇の中で互いに発砲する都丹と菊田
  • 羆の皮をかぶった平太
  • 血まみれのナイフを持ったオストログ
  • 潜水する房太郎
  • 凍った湖の上でスケートをする牛山
  • 登別の打たせ湯にあたる宇佐美と二階堂
  • 蚕の繭をバックに映る関谷
  • 「あなたたちは救われたじゃないですか」の表情をする月島とそれに慄く鯉登
  • 血まみれのナイフに反射して映る女性
  • ウイルク・リラッテ・幼少期のアシㇼパが映る様子が燃えるシーン

などが挙げられるでしょうか。1つずつ見ていきましょう。

  1. インカㇻマッを抱えて馬に乗って走る谷垣
    →間違いなく原作229話~232話周辺の出産に関するエピソードでしょう。少なくとも原作23巻までは進むことが分かります。
  2. 銃を構えるヴァシリと尾形
    →これは具体的にどこのシーンというよりはイメージ映像的なものですかね。ヴァシリが再登場するよ、ということの示唆でしょうか。
    尾形が片目なので、ヴァシリはあの後も追いかけてきて尾形を狙うということも暗示している絵かもしれません。
  3. 岩息を殴るソフィア
    →原作203話の樺太復路の間に挟まれたエピソードですね。4期以降もソフィアが登場することを示すために必要な描写と言えます。
  4. 倒木?の間からひょっこり出てくる白石
    →これは原作242話のアッカムイのシーンだと思うのですが、原作と白石の出てき方が若干違いますね。でもここ以外に該当しそうなシーンが思いつかない…心当たりがある方は教えて頂けると幸いです。
  5. 暗闇の中で互いに発砲する都丹と菊田
    →原作193話・194話ですね。登別編がないと菊田・有古の新キャラや土方一派との関わりが描けないのでここは必須でしょう。
  6. 羆の皮をかぶった平太
    →原作217話~221話の平太師匠編ですね。ここはアニメでの演出がとても楽しみです。
  7. 血まみれのナイフを持ったオストログ
    →札幌で登場する刺青の囚人、マイケル・オストログですね。原作にはぴったり合致するカットは見当たりませんでしたが、犯行前後もしくは彼の正体についての話の前後などに挟まれるカットになるんでしょうか。
  8. 潜水する房太郎
    →原作224話で初登場する海賊房太郎ですね。ここも特定のカットは見当たりませんでしたね…全裸だったら初登場シーンと合致しそうだったんですが。
  9. 凍った湖の上でスケートをする牛山
    →原作171話~176話にあたる刺青の囚人・関谷輪一郎のエピソードですね。凍った阿寒湖でゲロリを履いて華麗に滑るチンポ先生が見られる!
  10. 登別の打たせ湯にあたる宇佐美と二階堂
    →こちらも登別編ですね。原作191話・192話でその様子が見られます。PVで既に宇佐美の様子が…!!左右入れ替わる!
  11. 蚕の繭をバックに映る関谷
    →原作171話~176話で登場する囚人・関谷輪一郎その人ですね。このエピソードでは門倉・キラウㇱも活躍するのですごく楽しみです。
  12. 「あなたたちは救われたじゃないですか」の表情をする月島とそれに慄く鯉登
    →アッアッアッ…210話…。。月島の新たな一面が見える大事なシーンですね。PV見た時点で既に限界です…。私は放送日耐えられるでしょうか…。
  13. 血まみれのナイフに反射して映る女性
    →初めてこのPVを見たとき、正直ここだけ何のシーンが分かりませんでした。原作を確認したところ、おそらく原作225話冒頭で殺された娼婦と思われます。オストログの登場と札幌編の開始の示唆でしょうか?
  14. ウイルク・リラッテ・幼少期のアシㇼパが映る様子が燃えるシーン
    →原作206話のシネマトグラフの上映会で映った映像ですね。これがあるということは原作204話~206話の活動写真回、ひいては演出的につながる209話も含まれると考えていいのではないでしょうか。

PVからは(4のシーンが私の認識通りであるなら)242話までの情報を確認することが出来ました。

 

PVから判断するに、4期は原作24巻240話もしくは25巻250話まで進むのではないかと予想します。

まず4期もこれまでと同じく1クール12話でしょう。3期の終わりがオガタニゲタだったので大筋としては原作200話まで進んだことになります。ということはこれまでのペースで行くと、単純に平均して1クール当たり66~67話分進んでいることになります。すると4期は266~267話辺りまでと考えることもできます。266・267話は教会のあたりですね。

しかし、200話までの間で飛ばされたエピソードが4期に盛り込まれることも確定しています。PVから判明した関谷編、原作191話から始まる登別編は絶対として、原作197話~200話の鯉登過去編も入ってくるでしょう。これがないと210話が全く脈絡のない話になってしまいます。

 

そして、PVから判断できたエピソードと250話までに含まれる代表的なエピソードを時系列順に列挙してみましょう。(灰色はPVに含まれていないエピソード)

  • 関谷編
  • 登別編
  • 鯉登過去編
  • ヴァシリ再登場
  • ソフィア再登場
  • シネマトグラフ
  • 有古の土方一派への加入
  • チカパシとの別れ
  • 「あなたたちは救われたじゃないですか」
  • 第七師団の樺太上陸・アシㇼパと鶴見の初対面
  • 樺太脱出→北海道への帰還
  • 平太師匠編
  • 尾形の帰還
  • オストログ登場
  • 宇佐美過去編
  • シマエナガ
  • インカㇻマッの出産に関わる病院・コタンでのエピソード
  • 上エ地登場
  • 海賊房太郎の登場・合流
  • 宇佐美・菊田の札幌での推理

    ----------------------------ここから25巻------------------------------

  • 杉元・アシㇼパが倒木に巻き込まれるエピソード
  • 尾形と宇佐美の過去回想
  • 上エ地が子供に手をかけようとするエピソード
  • 杉元一行と土方一派の合流
  • 石川啄木の推理
  • 麦酒工場での三陣営の集結

1エピソードの長さはそれぞれ異なりますが、こうして見ると250話までにかなりの要素を含んでいます。266~267話まで進むと仮定したら、ここに麦酒工場での戦いに加え、教会での鶴見とアシㇼパの対峙も含めなくてはいけません。やはり原作の消費スピードは3期までと比べて遅くなるのではないでしょうか(というか遅くなってくれないと困ります…)。

 

またゴールデンカムイの物語の進行の特徴として、〇〇編と明確に分かれていない・シームレスに話が進んでいくというものがあると思います。つまりアニメの各クールの最終回をどこに持ってくるかが難しいということです。樺太編の杉元・アシㇼパの再会は3期の終わりに持ってくる場面としてふさわしいものだったと思います。

では4期の最終回に来るであろう場面、すなわち原作200話以降で物語の区切りとしてふさわしい場面とはどこになるでしょうか。これを考えたときに思い浮かぶのは

  • 240話 アシㇼパのセリフ「札幌で何が起きようとしているんだ?」
  • 250話 各勢力が札幌に集合し、花火が上がるシーン
  • 280話 金塊の在り処が五稜郭であることが判明したシーン

くらいですかね。このうち3つ目の場面まで行くにはおよそ80話分進まないといけないのでほぼ不可能、あるいはとんでもなく駆け足になります。そう考えると札幌麦酒工場編を含まず、その手前の240話あるいは250話で区切るのではないでしょうか。

今後このまま最終話までアニメ化してくれるなら280話までが5期、最終話までが6期で完結がよさそうですけどね。

 

240話あるいは250話と予想を1つに絞り切れていないのにはいくつか理由があります。

  • 240話最終回説を補強する根拠:232話で初登場した上エ地をPVで確認できていない
    →最終回が240話であろうと250話であろうと上エ地は登場するはず
    しかし、232・233話以降で登場するのが244話であるため、最終回が240話なら活躍回があまりない4期のPVにはいなかったのではないか
  • 250話最終回説を補強する根拠:第1弾PV内で確認した"倒木?の間からひょっこり出てくる白石"のシーン
    →私の推測通りなら該当シーンは242話のはず
    240話を最終回にするならこのシーンは入らないので、250話が最終回になるのではないか

また、240話 or 250話最終回説を揺るがす懸念点もあります。どうなるでしょうか…。

  • 2022年8月5日にキャストが発表された菊田特務曹長の紹介文
    →この時点で28巻収録の童貞防衛作戦に言及している?そこまで進むとしたら、とんでもなく駆け足だが…

第七師団に異動してくる前は、第一師団で軍曹として陸軍士官学校の候補生を指導していたことも。

( TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式HP より引用)

まあ上エ地がPVにいないのは顔の刺青のインパクトを出すために隠しているのではとか、242話のみを前に持ってきて締めるのではとか、いろんな想像ができるので何とも言えないところではあります。

 

例えば240話で最終回を迎えると仮定した場合、12話の構成はこんな感じになるでしょうか?

4期1話(37話) 登別編(191話~196話)
4期2話(38話) 樺太組(201話)+鯉登過去編(197話~200話)
→201話の「ロシア語でバルチョーナクとは~」のセリフから亜港の病院での回想+鯉登過去編?
4期3話(39話) Aパート ヴァシリ・ソフィア再登場(201話~203話)+シネマトグラフ(204話~206話)
Bパート チカパシとの別れ(209話)
→やや駆け足
4期4話(40話) 関谷編(171話~176話)
→208話で関谷の名前が出るため、その前に挟む?208話から回想的に入る可能性も
4期5話(41話) 登別編2(207話~208話)+あな救(210話)+樺太脱出(211話)
→登別編2もしくは関谷編で夏太郎登場のチャンス?
4期6話(42話) 樺太脱出(212話~216話)+平太師匠編冒頭(217話)
→シロクマの話はカットされる可能性あり
4期7話(43話) 平太師匠編(218話~221話)+軍病院&尾形の帰還(222話)
4期8話(44話) Aパート 軍病院2&土方一派の修学旅行(223話)+海賊登場(224話)
Bパート 札幌編の開始&オストログ登場(225話)
→225話で石川啄木登場のチャンス
4期9話(45話) 宇佐美過去編(225話~227話)+シマエナガ回(228話)
4期10話(46話) Aパート 出産回(229話~232話)
Bパート 上エ地登場&札幌編冒頭(232話・233話)
→若山の親分への言及はどうするのか?
4期11話(47話) vs海賊戦(234話~238話)+精子探偵(238話~239話)
4期12話(48話) 札幌へ各勢力が集結(240話)
→尺が余り気味?

以上、4期の予想とその根拠をつらつら述べてみました。ただの素人考えなので、実際どうなるかは放送を待ちましょう!そういえば3期放送前には1・2期のオーディオコメンタリーが公開されましたが、4期放送前にも3期のオーディオコメンタリーやってくれないかなー。

 

4期以降の気になる点

ここまでは4期のストーリー展開がどうなるかについて述べてきましたが、ここからはもっとピンポイントに気になっていることについてみていきたいと思います。

  1. 宇佐美周りの描写
    4期製作決定から、いやそれ以前からずっと言われていることだと思うんですが、宇佐美が関係するエピソードは映像化できるか怪しいものばかりなんですよね。
    特に精子探偵が一番ヤバい。左右入れ替わる!も無理じゃね?とか噂されてましたが、第1弾PVで既に打たせ湯してるじゃん!!ヤッタネ
    何とか過去編も頑張って映像化してほしい。「愛です」理論の原因だから必須ですよね?

  2. 未登場キャラクターの扱い
    これは奥山夏太郎石川啄木のことですね。二人とも原作では樺太編以前が初登場なので、本当はいるはずなんですがカットされてしまっていますね。
    石川啄木はジャックの犯行を推理する役割なので、ぜひいてほしいところです。札幌で初登場も可能ではあると思うので、そこで登場というのもアリかと。
    夏太郎はOVAでは実は登場していて、CVもついています。麦酒工場での土方とのやり取りや、列車での最期のシーンのためにもアニメでも登場してほしいですねー。また、彼は土方一派における若者ポジションなので、彼がいてくれた方が物語終了後の後味的な意味合いでも少し爽やかになる気がします。

    些細な話でもう1つ。216話の杉元が下のクチ()を狙うシーンで思い出す親分と姉畑はどちらもOVAにしか出演してないんですが、どうするんでしょうww

  3. 杉元の過去
    これは1期から散々言われている件ですね。確かにアニメでは梅ちゃんとの過去はほぼカットされています。しかし242話、274~279話の東京愛物語で杉元の過去に触れるチャンスがあります。
    特に東京愛物語では1899~1901年の杉元が故郷を旅立ち、全国を放浪するまでの過程がダイジェスト的に描かれているので、その部分をボリュームアップすれば今までの分も補完できそうです。4期に入ってくるかは微妙ですが、今後アニメが続けばちゃんと描写されるタイミングは確実にあるので期待していいのではないでしょうか。

  4. シマエナガ回の扱い
    出ました228話。例の「ふいいいいい~~ごめんなさい ごめんなさい…」(例の顔)ですねww
    すごくインパクトのある話で私も好きなんですが、これを4期でどう扱うのかとても悩みどころだと思うんですよね…。インパクトがあるし、ある意味有名な話なので話題性としては映像化したい話だと思うんです。けれども金塊争奪戦の本筋に大きく影響する話ではない。また、原作でも1話完結の話なので、アニメでの尺を考えると挟むタイミングが非常に難しい気がします。平太師匠編より後になんとか挟みたいところ…!

 

4期の予想とそれ以降についてを長々と語ってきましたが、とにかく4期の放送が待ち遠しいです!新キャラクター&キャストの情報解禁もどんどんされていて、10月が近づいてきているんだなーと実感しています。

個人的には鯉登過去編231話ゴールデンカムイのエピソードの中で1番好きなので、その両方が入る(であろう)4期は本当に楽しみです!!!3期は確か過去編に合わせて描き下ろしビジュアルが出ていた気がしたんですが、4期もありますか!?14・16歳の鯉登のビジュアルも楽しみだし、声をどうするのかも気になる…!!誘拐犯3人は声でバレない!?大丈夫!?考え出すと興奮して夜しか眠れなくなるので、あと1か月ちょっと、10月まで楽しみに待ってます!!!!!!