割れ鍋に綴じ蓋

作品の感想などを気ままに。BLが苦手な方はご遠慮ください。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」4期12話 感想

やってくれたなアニカム…!感服だぜ…!

 

アニメ48話のあらすじはこちら。

房太郎が客室にいる間、彼と手を組むかどうかで杉元と白石の意見は分かれていた。難色を示す杉元に対し、提案に乗ることに前向きな白石。だが杉元の荷物を見て自分が標的だと気づいた房太郎は、戻るなり二人を始末しようとする。アシㇼパがそれを防ぎ、再び戦闘状態となる杉元と房太郎。木の枝にぶつかって川に落下したあとも戦いは続き、房太郎は杉元を川底に引きずり込む。水中での活動に長けた房太郎を相手に杉元の勝機はッ!?

TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト STORYより)

 

※ここから先は原作31巻・アニメ4期12話までのネタバレを含みます。未読・未視聴の方はご注意ください。

目次

 

12話感想

今回のMVPは当然松岡くんです。4期9話に引き続き、よく頑張りました。すごく苦労されたんじゃないかな…。当たり前か…。

精子探偵をやる事は何となく分かってたけど、結構ガッツリ原作通りにやっててそれはそれでビックリしましたよ!?朝とか夕方に出てた先行カットでは原作になかった不自然な靄がかかっててワロタwwとか思ってましたが、いざ始まったら靄の出番あんまりなかったじゃないですか!

発射される部分は当然地上波NGとして、発射されたものもダメだろと思ってたのに割とはっきり真っ白で描写されてていいのかよ!!とツッコんでしまいました。

 

台詞もひどかったし、発射シーンとかの声とかめっちゃ頑張ってたよね…。擬音も自分たちでやってたし…。松岡くんはおろか男性声優のそういう声はBLCD等で聞き慣れてるので、私的にはそんなにダメージ無かったですが、耐性がない人はどう思ったんだろう…。野田先生のアニメ化してみろ!という思いが間違いなく篭ったシーンであっただろうに、キャスト陣もスタッフ陣もすごく頑張ってたよ…。間違いなくアニメ史に残る迷シーンになったでしょう…ww

 

それから今回最も不憫だった菊田さん…。地上波で顔射されるところを放送されるなんて…。スパイって判明したのに…。賢雄さんのいい声で「こいつはとんだ精子探偵だぜ」とか何言わせてんだ!って感じでしたけど、菊田さんがいないとツッコミ不在の超カオス回だからね…。ありがとう賢雄さん…。

 

そして今回もまた無駄に豪華なキャスティング!いや刺青の囚人だから前回より無駄遣いではないけど!マイケル・オストログ役にまさかの三上哲さんですよ。三上さんに何やらせてんだ!喋ったらめっちゃいい声で普通に「いい声だな…」って思っちゃったよ。

 

そして、今回はアクションシーンの力の入りようがすごかったww特にBパート。力入れるところここなの?ww今までの4期は原作絵の再現は上手いが、動きが微妙という評価を個人的にしていたんですが、今回は動きが無駄にヌルヌルしてたし、シーンとシーンの繋ぎもとても自然で良かったですね。作画は前2回の方が良かった気がしますが。

 

放送終了後のトレンドも探偵にすべて持っていかれてるけど、Aパートもすごく良かったですよ!?杉元VS房太郎のアクションや水中での「俺は不死身の杉元だ!」の言い方とか!

それから房太郎の名台詞「好きな人には自分の好きなものを好きになって欲しいもんねぇ」も出ましたね!耳が赤くなってるアシㇼパさん可愛かった~。

原作の房太郎は常にどこか妖しげな雰囲気を感じるんですが、アニメでは声のトーンが意外と柔らかいせいか普通に気のいい兄ちゃんみたいに見えるんですよね。もちろんそういう側面もあるキャラクターだし、だからこそ急に錨をぶん回したりする落差とかが出ていいんですけど。

やっぱり声が付くことはアニメ化のメリットですねえ。その声やお芝居によって、今まで気づいてなかった側面に気づけたり、キャラクターの解像度が上がったりしますもんね。アニカムはキャスティング偏差値120くらいあるから、そこは本当に信頼してます。

 

事前の予想

毎度のことだけど再掲。

元記事はこちら →アニカム4期楽しみ!! - 割れ鍋に綴じ蓋

概ね前回の予想通りでしたね。上の表の事前の予想より探偵をじっくりやったことに私は驚いてるよ…。

 

今後の予想

12話までの4期はこんな感じ。

アニメ話数 アニメサブタイトル タイトル元の原作話数 原作該当話数
第37話 あばよロシア 第201話

第201話~第203話、第171話~第172話の関谷編

(ソフィアvs岩息はカット)

第38話 第175話

第172話ラスト〜第176話まで

第39話 硫黄のにおい 第194話

第192話中盤〜第195話まで

(途中の樺太パートは3期で放送済み)

第40話 ボンボン 第197話

第197話〜第200話

(樺太・オガタニゲタは3期で放送済み)

第41話 シネマトグラフ 第204話

第204話〜第206話

第42話 甘い嘘 第210話

第207話〜第211話中盤

第43話 樺太脱出 第213話

第211話後半〜第217話冒頭

(白熊・クリオネはカット)

第44話 ヒグマ男 第221話

第217話中盤〜第221話

第45話 共犯 第227話

第222話中盤〜第227話

(病院、白鳥など一部カット)

第46話 完璧な母 第229話

第227話後半〜第232話

(228話「シマエナガ」はカット)

第47話 蒸気船 第234話

第232話後半〜第236話

第48話 発射 第239話

第237話〜第240話

次回は「消えたカムイ」ということで、25巻冒頭ですね。来週の予想まで前回考えたんですが、やっぱり大体その通りにやるんじゃないかな?ただ原作の該当部分が2話だけなので、多少膨らませないといけないはずです。

考えられるのは

  • 多少のアニオリ
  • 杉元の過去の補完

のどちらかでしょうか?個人的には上手く入れられるなら杉元の過去を入れてもいいんじゃないかなーと思いますが、4期の締めもしないといけないので、何らかのアニオリは入る気がしてますね。

 

25巻の243話以降のことを考えると、サッポロビール工場までの導入部分としていろんな要素が含まれています。

  • 上等兵たち
    →宇佐美と尾形の過去のエピソードであり、宇佐美・尾形・鶴見のそれぞれの関係性等の深堀がされる
  • ウエジVS牛山~土方一派との合流
    →ウエジのと房太郎のエピソードや過去の片鱗が見える
    加えて、杉元VS土方へとシームレスに入り、勢力図が大きく変化する
  • 石川啄木の推理
    →宇佐美と出会ったことにより、師団も札幌へ集結
    杉元&土方勢力はビール工場前まで到達

勿論これらすべてを4期の残り1話に入れることは不可能だし、どれか一部だけを入れるのもキリが悪い。よって243話以降は5期以降に持ち越しだと予想します。

上記のようにいえる根拠は以下の通り。

いろいろ書きましたが、何にせよ4期も残すところあと1話!最後までしっかり見届けましょう~!